9月例会 神戸港・新港突堤西地区マリーナプロジェクト
令和7年9月24日(水)、西明石ホテルキャッスルプラザ3階にて9月例会を開催しました。会員37名、ビジター2名、計39名が参加。
今回は畑友洋建築設計事務所 建築家の畑友洋氏をお迎えし、神戸ウォーターフロント開発第2弾 「神戸港・新港突堤西地区マリーナプロジェクト」についてお話しいただきました。
まず、神戸港の歴史を「1.0:開港当初の輸入拠点」「2.0:コンテナ港への移行でにぎわいが減った時期」「3.0:再び港を活かす新しい時代」と、三つの流れでわかりやすく紹介。前回お話しいただいた開発第1弾 2025年4月に完成した第二突堤「TOTTEI PARK」の現状を交えながら、西地区で行われるこれからのウォーターフロント開発の方向を語ってくださいました。
なかでも印象的だったのは、日本初となる100フィート超のスーパーヨット専用マリーナ計画。デンマークや、神戸と地形が似ているモナコの成功例など、世界の事例をヒントに「海の劇場」というコンセプトを提案。マリーナを中心に公園やホテル、テラスなどが一体となり、市民や観光客が気軽に集いくつろげる水辺の景色が描かれました。
神戸のみならず瀬戸内海すべてを結ぶ観光の拠点としての可能性や、海外からの来訪者を迎えるための税関手続き、水質改善や生き物との共生といった環境への配慮にも話が及び、会場からは完成時期や具体的な進め方に多くの質問が寄せられました。
神戸が世界に誇る新しい海辺のまちづくりを学び、明石はもちろんのこと瀬戸内地域の未来を考える刺激的なひとときとなりました。





