皆様はこのバッチを着けている人をよく見かけると思います。17色で17のゴールが示されており、それぞれの色が示すのは「世界をよりよくするためのゴール」それをSDGs(エスディージーズ)といいます。Sustainable Development Goalsの略で最後の文字のSはゴールが17あるので複数形になっています。略すと「サスティナブル(持続可能)な開発目標」となります。要は「世界各地にある問題を解決しながら経済発展や開発をともにしていこう」という話です。このままでは世界は大変なことになってしまうと、国連が考え2016年にスタートしプロジェクトの終わりは2030年、残り9年しかありません。では実際にどう取り組めばいいのかということですが、構える必要は全然ありません。事業内容から既に社会貢献活動をしている、もしくは事業全体が社会貢献であったりします。
 中小企業は人員も時間も限られています。新しいことを始めようとしたら、すごくエネルギーを必要とします。SDGsの取組みといっても、全くゼロから新しい活動を始めなくてもいいと思います。既に今やっていること、また本業自体の見せ方を社会貢献的にしていくというブランディングをするだけで「うちはSDGsに取組んでいます」といえる要素を持っている会社は少なくありません。「小さくてもキラリと光り社会から愛される、地域・業界のブランド呼ばれるような社会への歩みもSDGsの取組みから始まる」と考えても決して間違いではありません。

またACCとしては「あかしSDGsパートナーズ」の会員に登録しております。ACTIONはSDGsの17項目「パートナーシップで目的を達成しよう」です。SDGsは2030年という目的達成を共に目指す他の企業やNGO/NPO、地域の住民や学生と活動中に出逢えたらフレンドリーシップを発揮してスピードアップのためにタッグを組んでいけばいいでしょう。

 SDGsに取り組むのは、規模の小さい中小企業の方が大企業に比べよりスピーディーに取り掛かることが出来ます。それは、大企業に比べ意思統一がしやすいからです。そのためにアクションを1項目又は2〜3項目に絞るのがいいと思います。例えば下記のようにです。

 取り組む項目はやみくもに選定するのではなくて、その1項目又は2〜3項目に絞るに至ったストーリーがあると、より中小企業らしい取り組みに見えると思います。では、どのように項目を選ぶのか?それは、以前から社会貢献活動や本業を通じて17項目のどこかに該当するアクションを今も以前もしている会社は意外に多くあります。そうです!「すでにやっているかも知れないSDGsに気づくこと」です。そこを再強化すれば新たなコストもパワーもそんなに必要ありません。
 もう一つは全国の中小企業が行っている事例を真似すればいいのです。自分の会社にあった項目をあなたの会社や地域にあった形にカスタマイズさせると、なお良いと思います。

全ACC会員でSDGsに取組む!

ACCは「あかしSDGsパートナーズ」に登録認定されました。

ACCではSDGs17の項目の中で次の取り組みを行うことを宣言しました

17.パートナーシップで目標を達成しよう
持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。

あかしSDGsパートナーズ取組計画

2030年までに達成したいこと:会員及び会社、家庭へのSDGsの認知度を上げ、さらに行動に移せるようなイベントや勉強会を開催する。
<重点的な取組> 
●取組の趣旨・目的
あかしSDGs 推進計画や取り組みを「正しく知る」ことから始める。
会でできることを共に考え、行動に移すことを目指す。
●具体的な取組内容
月例会での勉強会の開催
・行政の取り組みについて知る
・実際に取り組んでいる企業から学ぶ 
会員情報誌・ホームページで特集を組み発信する
目標値 / 達成年:例会 12回/2022  会報 20回/2022

「飢餓をゼロに」を対象とする企業
これは別の観点からは「飽食の日本で中小企業がすべきこと」です。 

如何に食べ物、飲み物を残さないようにするか
3010運動を取り入れる。それは宴会がスタートしてから最初の30分間は自分の席で食べる。最後の10分間は席に戻り減った飲み物や料理を食べきる。
コース料理、ビュッフェ(着席含む)で 過去のデータから食べ残しの多い物を減らす。
飲み物、食べ物が足りないと文句が出そうですが、最初から『SDGs○○会』と断っておけば理解していただけるのではないでしょうか。
対 象:ホテル・料理店・バーベキュー
特にバーベキューの場合は食べ物を残さない、プラスチック製品を使わない、ゴミを少なくすることが基本です。容器は紙製にしてお皿、コップは各自1ケでなおかつ名入れにする。食べ物、飲み物が足りなかったら、先に「ごめんなさい」と謝っておきます。
これに対して怒る人なんていません。逆に「面白いアイデアだね。」とか「さずが○○さん!」とかになってうまく行くのではないでしょうか。

「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」
対象:建築会社

建築会社が最終的に目指すものはZEH(ゼッチ) ゼロエネルギーハウス
 ・外壁の断熱性の向上
 ・設備システムの効率化
 ・一次エネルギー消費0を目指す
ライフサイクルを通じてCO2収支をマイナスにするLCCM(ライフサイクル・カーボン・マイナス)住宅にも挑戦できます。
SDGsはあらゆる業種の企業に適用できます。
不動産、印刷関係、運送・運輸、生保、証券、廃棄物、信用金庫、電気設備、食品製造 etc
ACTIONとターゲットはネットで検索できます。